あ行
- 相欠き・合欠き (あいがき)
- 二つの材をつなぐ際、それぞれの部分を同形に欠きとり、つなぎ合わせる方法。
同じ材質の材を相欠きでつなぐ場合、原則的に材の半ずつを欠きとって、上下端がそろうようにあわせる。 - 赤身(あかみ)
- 丸太の中心部である心材の別称。樹種によっては美しい赤い色を帯びることからこの別称がついた。
- 当て木(あてぎ)
- 材料を万力やクランプなどで固定して加工する場合に、直接材料をはさんだり、押し付けることによる
傷つきから材料を守るための板。端材等を利用してできるだけ広く均等に押さえられるものを使う。 - アプローチ
- 建物へと向かう導入路のことで、ガーデンエクステリアでは庭に作られる小道をさす。製作者の考え方、センスによって洋風から和風まで多くのデザインを楽しむことができる。
- 荒床(あらゆか)
- 仕上げ床面の下張りとして張る板床。捨て床とも呼ぶ。
- アンカーボルト
- コンクリート基礎と土台、基礎と束柱、柱脚を緊結するために、コンクリート基礎に埋めこむボルト。埋めこみ部分の先端を曲げたり、アンカープレートを取り付けたりしている。
- アングル
- L字型の固定金物。木材どおし、ウッドデッキと基礎などを直角に固定するのに用いる。
ウッドデッキ用としては、ステンレス、溶融亜鉛メッキ等の耐腐食性の高い素材が好ましい。
い行
- いため (板目)
- 原木を年輪の接触方向に切断するとあらわれる、山形や波形の木目
- インターロッキング
- ブロック状のコンクリート製舗装材。すべらず、歩きやすく、施工性及び補修が簡単で、比較的安価なので、歩道や道路で使用される。色や形などが豊富で、ピンコロ石に似せたものから、煉瓦サイズ、六角形、八角形、噛み合わせのあるもの、浸透性能があるものなど各種製品化されている。
- インパクトドライバー
- ネジ・ボルトの締め付けなどに使用する電動ドリル。
デッキを作るのには110N・m以上のパワーが必要である。
-
う行
- ウエス
- ぼろの布。塗料の塗布や汚れのふき取りに用いる。
- ウエスタンレッドシダー
米杉・カナダ杉。日本のヒノキの仲間。材の色は赤褐色~暗褐色。軽軟で木目は直通。耐久性。耐候性にすぐれ、腐りにくく、虫害に強い。
ヤニがなく、寸法が安定しており、塗装性がよいので、デッキ材の他薄く割って屋根材・サイディングとして使用される。 - ウッドデッキ
木材もしくは木材と樹脂を混合した合成木材で作られたプラットホーム状の構造物のこと。
住宅に使われる場合は建物の掃き出し窓から庭に出入りするようにして、エクステリアにおける庭とリビングルームの中間の空間として使われる。 - ウマ
材をのせる加工台のこと。二つ以上を並べた上に、加工する材を乗せかすがいなどで固定してから作業する。 - ウレタン
合成樹脂の一種。塗装や防水材料のほか、吹き付けたり、フォーム材にして断熱材として使われる -
え行
エクステリア材
建物の外壁まわりや外構(門扉・塀・庭・付属建物)など、敷地内における屋外計画・装飾の総称。
雨ざらしまたはそれに近い過酷な環境下で使用されるため、耐久性が重要な課題となる。
SPF材
2×4工法などで規定された構造材の規格のひとつ。スプルース・パイン・ファー材などが含まれる。
FRB
ガラス繊維強化プラスチック。プラスチックの中でいえば、構造強度は非常に強い。ガラス繊維に不飽和ポリエステル樹脂を含浸させてものであり、常温常圧で硬化成型できる。
お行
- オイルステイン
- 木目を生かした着色塗装仕上げ剤。普通は、ボイル油に染料か顔料を混ぜて使用する。基本的に、針葉樹では油脂分が多いため、ムラになりやすい。表面光沢は望めないので、別途クリアラッカーを上塗りする場合もある。
- オービタルサンダー
- 木材を研磨仕上げするための小さな楕円運動により研磨する電動工具。
平面の仕上げに使用する。 - オーバーレイごうはん (オーバーレイ合板)
- 銘木などの天然木化粧単板を表面に張った合板のほか、メラニン・ポリエステル・塩化ビニール樹脂・プラスチック・紙布類・金属板オーバーレイ合板などの、仕上げ用化粧合板の総称。無垢板では得られない幅や長尺材ができ、膨張・収縮・狂いが少なく、割れにくい板材を作ることができる。
- 大短(おおがね )
- 直角を求めるための大工道具。地業の水糸の直角を定めるのに使用する。大きな三角定規のようなもの。
- オーニング
- 窓やポーチなどに設置する日よけ、雨よけのこと。ウッドデッキによく似合うアイテムの一つで、カフェやリゾート風の印象になる。
- 大引き(おおびき )
- 最下階の根太を支える角材で、端部は大引き受け、または土台に、中間を床束、束柱に乗せる。根太に直交して通常900mm間隔程度に配置する。
か行
- 加圧注入材
- 加圧タンクで高い圧力をかけながら、薬剤を内部に浸透させた材のこと。
薬剤処理法としては効率よく木材内部の深いところまで浸透するので木材の耐久性が上がるとされている。 - 外構工事
建物以外の外にある構造物の工事のこと。舗装、排水、門、塀、アプローチ、車庫、造園植栽などが外構にいあたる。 - 階段桁(かいだんけた )
- 階段の段板を両側で支える登り桁。さらさら桁、側桁などの方式がある。
- 掛矢(かけや )
- 杭などを打ち込むときに用いる大きな木槌。
- 笠木(かさぎ )
- 塀、手すり、羽目板などの上部に乗る材。
- 鎹(かすがい)
- 仕口や継手に使用される補助金物。丸鋼工・角鋼などの両端を直角に曲げ先端を尖らしたもの。予算に余裕がある場合は、より強度のある箱金物・短冊金物・羽子板ボルトを使用したほうがよい。
- ガゼボ
- 英国庭園やオランダ庭園の中で、周囲の風景を見晴らすために設置される園亭。
- 堅木(かたぎ)
- カシ、ケヤキ、ナラ、トチなど針葉樹の堅い木のこと。
デッキ材としては、ウリンやイぺ、イタウバなどがある。
片流れ(かたながれ) - 空練り(からねり)
- コンクリート、またはモルタルなどの材料を水を加えないで練り混ぜること。
- 軽子(かるこ)
黒壺の墨糸の先に取り付けられている小さい針。墨つけをするときに墨糸を固定するための物。かりこ・さるこ、ともいう。
き行
- キーレスチャック
- 電動ドリルなどに刃などを取り付けるためのチャックの一種。チャックハンドルなしで取り外しが出来る。
- 木殺し(きごろし)
- ホゾを差し込むとき、ホゾを槌で叩いて圧縮し、入れやすくすること。また、板を接ぎあわせる前に、はぎ目の表面を叩いて潰す作業のこと。
- 木取り(きどり)
- 木材を加工のために必要な部分に分割すること。墨つけ時には、ノコ引き代、削り代のことまで考えておこう。
- きよせ (木寄せ)
- 木裏と木表、あるいは心と背、木目などをそろえて板材を組み合わせること。扉や甲板の表面に、美しい木目を幾何学模様に組み合わせたりする。
- キシラデコール (Xyladecor)
- 木部用防虫・防腐保護着色塗料(WPステイン)。ドイツ・DESOWAG(輸入代理店武田薬品工業)製の商品名。同様他社製品にガードラック、ノンロット205、アルボなどがある。
- きそ (基礎)
- 建物の自重および建物に加えられる外力を、地盤に伝達する下部構造の総称。建築では、基礎には圧縮力だけではなく、引き抜き応力もはたらくことを頭にいれる。
- きそいし (基礎石)
- セメントや骨材が入手しにくいとき、小石を割栗石(わりぐりいし)のように、地中に突きこみ、野石を置いて根石とし、その上に柱石をセメントモルタル等でのせ、そこに直接土台を置いたもの。古建築や山荘に用いられることが多い。ホームセンターではコンクリート製品の基礎材も基礎石と呼ぶ。
- きんけつボルト (緊結ボルト)
- 建築工事において、ふたつ以上の材料を結合するためのボルト。木構造用では羽子板ボルト・アンカーボルトなどがある。
く行
- クギシメ (釘締め)
- 釘頭を材面から沈めて打つのに用いるタガネ状の工具。一方の先端を細くしてあってこれを釘の頭に当てて叩き込む。また、狭い場所に釘を打ちこむときにも使用する。
- くみてつぎ (組手継ぎ)
- 家具の仕口のひとつ。板材を組む場合に、相互に欠き取って組み合わせ、各種の角度に接合する方法。二枚継ぎ・三枚継ぎ・五枚継ぎ・石畳継ぎ・蟻継ぎなどがある。
- グラインダー (Grinder)
- 研磨機。木材・金属・石材などの表面を平滑に磨く機械。
- クラッチ (Clutch)
- 電動ドライバーなどでネジを締めるときに、ネジが締めあがると空転する機構。
- クランプ (Clamp)
- 木工用締め付け具。太い螺線と2本、またはU字型の腕からなり、強い圧縮力が得られる。
- クロスフェンス (Cross Fence)
- X字型に構成された手すりの形式。
け行
- けしょうごうはん (化粧合板)
- 仕上げ済みの合板。機械加工合板(溝付・型押・有孔合板など)、塗装合板(プリント合板・不透明塗装合板など)、オーバーレイ合板などがある。仕上げ工事の工程を簡略にできる。
こ行
- コーキング (Caulking)
- 材のすきまを埋めること。埋める材にはシリコン系、ポリウレタン系、アクリル系などがあり、コーキング材、チンク材、シーリング材などともいう。
- こぐち (木口)
- 木材を柾目に対して、垂直に切ったときにあらわれる、年輪の見える断面。
- コーススレッド (Coarse Thread)
- 木工ビスのひとつ。一般のものより、ピッチが粗く、山が大きい。保持力が大きく、作業効率いい。電動工具の普及で、釘に取りかわりつつある。
- こつざい (骨材)
- コンクリートを作るとき混ぜる砂利などの総称。粒の大きな粗骨材では砂利、砕石、高炉スラグ砕石、再生骨材などがあり、粒の小さな細骨材には川砂、山砂などがある。
- コーナーポスト (Corner Post)
- フェンス等の角にたつ親柱。
- コンクリート (Concrete)
- セメント、水、骨材、必要に応じて混和材を適当な割合で調和し、練りまぜた物。セメントと水の化学反応により堅固な硬化物となる。製法、成型が簡単で、圧縮強度が大きく、耐火、耐久、耐水性に優れ、鋼材の防錆効果が大、安価であるなどの長所がある。反面、重い、引張強度が小さい、収縮、亀裂が生じやすいなどの短所がある。
- コンパネ (Concrete panel)
- コンクリート打設時に用いる、コンクリート型枠用合板の通称。使用目的により区分がある。
さ行
- さいせき (砕石)
- 岩石や大きな玉石をクラッシャーなどで破砕して作った砂利。川砂利に比べると角張っている。ガーデンDIYでは大工事やアプローチにまく砂利として使われる。
- サイディング (Siding)
- 建物の外壁などに使用されるボード状の仕上げ材。特に耐水性、耐候性が要求される。木製。金属製、セメント系など、さまざまな材質の製品がある。
- さげふり (下げ振り)
- 垂直をはかる大工道具。糸の先端に逆円錐形のおもりがついている。ある点を同一鉛直線状に移す場合や、壁や柱などの鉛直を判定するときに使用する。
- さしがね (指矩)
- 長枝と短枝からなるL型のものさし。長さや角度をはかるために使う。本来は尺寸の目盛りがつけられている。かねじゃくも同義。
- サンドイッチポスト (Sandwich Post)
- あわせ柱。根太・粱を柱ではさみこむ方式でそれらより上部に、柱や手すり、支柱をのばすことができる。
- サンドペーパー (Sand Paper)
- ざくろ石・火打ち石・珪石・溶融アルミナ・炭化珪素などの細粒を、紙に接着させた研磨用紙。粒子の粗さで、番数が違う。紙ヤスリ・研磨紙ともいう。
し行
- シダー (Cedar)
- イエローシダー(米ヒバ)。ヒバではなく、ヒノキ類。耐久性が高く、狂いが少ない。仲間にレッドシダー(米杉・カナダ杉)などがある。→ウエスタンレッドシダー。
- しんざい (心材)
- 樹木の隋を取りまく、樹心に近い部分。赤色をおびているため「赤身」ともいわれる。樹木の成長過程で、辺材が死んで、微生物が嫌いな樹脂成分が細胞をおおい心材となり、樹木を支える構造体になる。このため一般に腐りにくく構造材や造作材に適している。
す行
- すいへいき (水平器)
- 水平を調査し、また求めるために用いる機械。水準器ともいう。
- スコヤ (Square)
- 直角定規のひとつ。妻手(つまで・短い方)を厚く、長手を薄くしてある。直角を描き、直角度を検査し、画の凹凸を検査するときにも用いる。
- ステイン (Stain)
- 木材の素地を着色する着色液材。ウォーターステイン・アルコールステイン・オイルステイン・ワニスステインなどがある。
- すてコン (捨てコン)
- 捨てコンンクリート。土間コンクリートや基礎コンクリートなどの下に、前処理として打つ。構造的な意味は無く、基礎の底面を平らにし、基礎の中心線や型枠の位置を墨出しするために打つ。
- すみつけ (墨つけ)
- 墨刺、墨糸で引かれた線の総称。
- すみつぼ (墨壺)
- 大工・石工が直線を引くときに用いられる大工道具。墨糸の先端のかるこをもって固定し、墨糸を弾いて直線を墨つけする。
- スプルース (Spruce)
- 国産のトウヒ・エゾマツと同類で米トウヒとも呼ばれる。辺材と心材のはっきりした区別は無く、材の色は白色~淡黄褐色。やや軽軟で木目は直通、肌目は密。造作材・建具・家具・楽器などに用いられる。材質感が安定していて、和室の造作材としても対応できる。
せ行
- セメント (Cement)
- DIYでは通常ボルトランドセメント(石灰石、粘土、酸化鉄等を原料にしている)をさすが、本来は接合剤の総称でアスファルト、膠、石膏、石灰、ポルトランドセメントなどがある。コンクリートに使用する水硬性セメントには、ポルトランドセメント、高炉セメント、シリカセメントなどの種類がある。
た行
- たいかれんが (耐火煉瓦)
- 耐火度1580℃以上の耐火性能を持つレンガ。窯炉内にはる場合には、直接火炎に触れる内張り煉瓦・耐火断熱煉炉瓦などがある。
- たるき (垂木)
- 小屋組(屋根の構造)で屋根材あるいは屋根下地材を受けるために、棟から母屋・軒桁に架け渡される部材。一般的には、松、または杉材を使って、450mm程度の間隔に配置される。
ち行
- チップソー (Chip Saw)
- 硬質チップを刃先に使った丸ノコ刃のこと。
つ行
- ツーバイフォー (2×4 204)
- 公称 2インチ×4インチ、またはその整数倍の断面を持つ木材を、主に釘打ち工法だけで組み立て、壁全体で荷重を支える枠組壁工法。アメリカ・カナダで開発され、主として住宅用の建築に用いられる。
- ツーバイ材 (2×材)
- DIYの材料として親しまれている材だが、本来は2×4工法のために規格化された、公称2インチ×4インチ(乾燥材では38×89mm)の角材。梁、根太、まぐさなどに使用される曲げ材の甲種枠組材と、柱などに使用される圧縮材の乙種枠組材がある。
- つかいし (束石)
- 束柱に受けるために足元に置く石。建物の基礎部分に用いる。
- つかばしら (束柱)
- 短い垂直材の総称。床下では大引きを支える柱のこと。
て行
- ディスクグラインダー (Disk Grinder)
- 研磨機のひとつ。石材や特殊な研磨紙を回転板に装着して、電動力により回転させながら研磨する機械。手に持って使用し、素材表面をなめらかにしたり、錆を落としたりする。
- デッキ (Deck)
- 本来は船の甲板のこと。建築では階や陸屋根・甲板状の床のことをいう。
と行
- どくりつきそ (独立基礎)
- 建物を支える基礎の方式のひとつで、単独で設置するコンクリートの基礎か、既製の石、またはコンクリート製の沓石(くついし)で荷重を受ける。引っ張る力が働かないため、ウッドデッキには使われるが、住宅用としてはあまり使われない。
- ドリルドライバー (Dril Driver)
- 穴あけ、ネジの締めつけなどに使用される電動工具。高速回転のドリルと低速回転のドライバー、両方の機能を持ち、チャックに使用目的にあったドリル刃やドライバービットを装着して使用する。
- とろ
- セメントペースト、セメント糊ともいう。セメントと水とを練りまぜた物。
- とろぶね (トロ船)
- モルタルやとろを練るときに使う箱。各種の大きさがあり、とろ箱ともいう。
な行
- なまコン (生コン)
- レディミクスコンクリート。コンクリート製造工場から、まだ固まらない状態で、ミキサー車などで配達されるコンクリート。
ぬ行
- ぬのぎそ (布基礎)
- 建物を支える基礎の方式のひとつで、柱列・壁の下を、帯状にコンクリート基礎を立ち上げてつくる。建築用としては、もっとも一般的な方法で、とくには外壁下に用いられる。
ね行
- ねだ (根太)
- 床組の構造材で、床板を受ける横架材のこと。大引きの上に直交して架ける。
は行
- パイン (Pine)
- 輸入松材のことで、ウエスタンホワイトパインなどがある。辺材はほぼ白、心材の色は淡黄色~淡赤褐色。軽軟で木目は直通、肌目はやや粗。加工性は良く、狂いも少ないが、耐候性が小さいため、水湿の多い場所にはむかない。造作材・床材・家具・合板などに用いられる。
- パーゴラ (Pargola)
- イタリア語の葡萄棚が語源。つた性植物をからませるようにつくった洋風棚状建築物。
- バスケット (Basket)
- ガーデニングに使用する寄せ植用の籠。つるして使用するハンギングバスケットなどがある。またレンガ敷のパターンの名称でもある。
- パネルデッキ (Panel Deck)
- テラスやバルコニーに敷く、置き型のガーデニング用木製ユニット床材。
ひ行
- ビーム (Beam)
- 梁(はり)。ガーデニングでは、バーゴラ柱頭にある水平材をさす。
- ひうちどだい (火打土台)
- 土台の隅、その他要所に設ける水平面補助材。部材は柱と同じ、またはふたつ割程度の高さで、土台(デッキでは枠)に対して45度、長さ1m前後とする。
ふ行
- フーチング (Footing)
- 基礎底部の広がり部分。独立フーチングとは独立基礎のことであり、連続フーチングとは布基礎のことである。
- プランター(Pranter)
- 装飾用の小型栽培容器。
- ブレース(Brace)
- 筋違(すじかい)。四辺形に組まれた軸組に、対角線上に入れた補助部材。 風や地震などの水平力に抵抗し、四辺形が変形するのを防ぐ。
へ行
- へいばん(平板)
- 平板ブロック。平らな盤状コンクリートで、舗装材などに使用する。
- べたきそ (総基礎)
- 建物を支える基礎の方式のひとつで、建物底面全体を鉄筋コンクリートで塗り固めて作る。単位面積辺りの地盤の加重負担が減り、基礎全体の剛性が高いため、軟弱地盤に向く。
- ヘリンボーン (Hering Bone)
- あじろ、矢筈模様の繰り返しによる模様、フローリング、レンガ、タイル、石などによる舗装装飾などに用いられる。
- へんざい (辺材)
- 樹木の外周に位置する樹皮に近い部分。色合いが明るいため「白太(しらた)」ともいわれる。樹木では生きた柔細胞であり、水分や栄養分を通すパイプの役目をしている。このため構造的に心材より弱く、養分があるため害虫や菌の害を受けやすい。下地材や板材に使われる。
ほ行
- ポーチ (Porch)
- 玄関の外部で、ひさしや屋根を架けた部分。
- ボイドかん (ボイド管)
- コンクリート打設時に使用する紙製の円筒状型枠材。配管ルートスペースなどを、あらかじめコンクリート躯体に開けておくときに使用する。デッキの基礎作りなどにも利用できる。
- ポスト (Post)
- 柱。屋根や床の荷重を基礎に伝える役目をはたす垂直部材。
- ほうづえ (方杖)
- 軸組工法において、柱と梁や桁を斜めに結び、強度を高める構造材。ただし、水平力に対しては補助的手段と考えた方が良い(柱と同寸法程度の太さでは災害時に柱が折れやすい)。
ま行
- まくいた (幕板)
- 一般に横に長くはった板。ウッドデッキなどでは外周に張る板をさす。
- まくらぎ (枕木)
- 鉄道のレールを支持する木材。リサイクル材として建築・外構にも利用される。
- まさめ (柾目)
- 原木を木口の半径付近で切断するとあらわれる縦縞の木目。板目材に比べ、変形しにくい特徴がある。
み行
- みずいと (水糸)
- 鑓方(やりかた)などに用いる水平を示すために使う糸。
- みずもりかん (水盛り管)
- 建築に察し、水槽にゴム管を接続し、その先端にガラス管を挿入した器具で、基準となる水平を決めるための器具。DIYでは透明なホースで代用することができる。
め行
- めじ (目地)
- レンガ、木材、石、金属などを、線上に隙間をあけて設置するときの筋。建築ではコンクリートや塗仕上げ材などの収縮による亀裂を制限するために設ける溝のこと。
- めじごて (目地鏝)
- タイル、レンガ、ブロック、石などの目地に目地材を詰めるのに使う細いこて。平目地鏝と丸目地鏝がある。
も行
- もくネジ (木螺子)
- 木材の止めつけに用いるネジ。材質に、鉄、ステンレス、アルミニウムなどがある。長さも種類も揃っている。DIYではプラスビットに対応する木ネジが多く使われる。
- モルタル (Mortar)
- 一般に、セメント、砂、木を練ったセメント・モルタルを指す。左官工事の際、仕上げの下地、レンガ積み等に用いる。
や行
- やきすぎレンガ (焼きすぎ煉瓦)
- 過度に焼いたレンガ。風合いが好まれ化粧材として使用される。
- やくもの (役物)
- 基本形、一般形に対する変種。瓦・タイルなどで、隅瓦・谷瓦・変形タイルなどを言い、基本形、一般形でおさまらない部分に使用する。
- やりかた (遣方)
- 基礎工事に先立ち、基礎、柱の中心、高低などを表示するための仮設装置のこと。建物の外側四方隅や要所に遣方杭を打ち、それに水平遣方貫板(すいへいやりかたぬきうち)を打ち付けてつくる。
よ行
- ようじょう (養生)
- 建設中、仕上がった部分に傷や汚れがつかないように、ビニールシートや紙・ベニヤ合板などでおおって保護すること。
ら行
- ラティス (Lattice)
- 斜めに組み合わされた格子パネル。トレリスに同義。
- ランニングボンド (Running Bond)
- レンガの基本的パターンのひとつ。積むにも、敷くにも使うことができる。
- ランマー (Rammer)
- 土砂や割栗石をつき固める機械。ガソリンエンジンの爆発力により跳ね上がり、落下の際の自重と衝撃により地盤を突き固める動作を繰り返す。
れ行
- レベル (Level)
- 水平のこと、および建物などの水平を調べる測量機器のこと。水準器ともいう。
- レンガこて (煉瓦鏝)
- ハート型のこて。レンガ積みや、バケツの中の材料を練ったり、すくい取るときに使用する。
ろ行
- ろばんざい (路盤材)
- 道路の構造体のうち、表層、または基層と路床との間に設けられる部材。砕石・砂などが使用される。交通荷重の分散・弾性支持・排水・凍上防止などの作用目的をもつ。
わ行
- わりぐりいし (割栗石)
- 建築基礎の地盤に用いる石材。敷くときは1段とし、多段にしてはいけない。厚さ(石の大きさ)は通常12~15cmとし、目つぶし砂を入れてつき固める。割石、栗石、グリともいう。