ウッドデッキが長持ちするかどうかは、メンテナンス方法により決まります。
寿命は、メンテナンスや環境(湿度)によって変化しますが、大体平均10年程だと思います。良い環境で定期的にメンテナンスを行っていれば、さらに寿命を延ばす事は可能です。
木材は紫外線を吸収して、赤外線を反射します
ウッドデッキの上にいると「照り返し」が少なく快適であるのはこのためです。
これが、コンクリートや金属素材にはない、木材の大きな特徴です。
しかし、ウッドデッキの材料は基本的に「木」なので、屋外での太陽や雨風に
さらされ続けることは、大きなストレスとなります。
人間の肌と同様に、木材の表面は褐色して「灰色」に変色してしまいます。
さらに、紫外線によって木材の表面が劣化して、シワのような老化現象が起こります。
このことから、変色と表面劣化は、ウッドデッキの宿命であるといえます。
この現象を少しでも和らげるために、また、デッキが長持ちするかどうかは
メンテナンス方法で決まるといっても過言ではありません。
日常のメンテナンス法
天然木のメンテナンス法
日常のメンテナンスの基本は水洗いです。(年に2~3回)
油やドリンクなど汚れがひどい場合は、中性洗剤を使用します。
ただし、木材は水分を含んで乾燥すると徐々に木材が傷み、腐食へとつながります。
そこで、油性のオイルステイン、木部用保護着色塗料を塗装することで、
通気性を保ちながら撥水効果が高いので、木材の保護には最適です。
ささくれなどが生じた場合には、サンドペーパー等で滑らかになる様に削ります。
※ペンキなどの塗膜を形成してしまう塗料を塗ると、木材の通気性が損なわれ腐朽を早めてしまいます。
人工木のメンテナンス法
天然木同様、基本は水洗いで油やドリンクなど汚れがひどい場合は
中性洗剤を使用します。落ちない汚れやキズは、サンドペーパーで
木目に沿って磨きます。耐腐朽性、耐水性、耐色あせに優れているので、オイルステイン等を使う必要はありません。ただ、オイルステインを塗る事で、色褪せたウッドデッキに
色を染み込ませることは可能です。