ウッドデッキとは、木材でつくられた甲板のことです。一般的には、天然木材を使用したものを指しますが、木材と樹脂を合成した人工木材のデッキもあります。
どちらにもそれぞれ長所・短所があります。
■天然木材
天然木材は何といっても風合いや温もりが感じられ、心地よく手足に触れ気持ちが癒されるのが魅力です。無垢材特有の経年劣化と共に深みのある暖かさと愛着が生まれ、木材が呼吸する空間は特別です。しかし、天然木であるがため、1年を通して同じ状態を保つということは出来ません。様々な外的要因によるダメージを受けるため最終的に朽ちていきますので日常のメンテナンスが必要となります。
腐食を防止するために、防腐剤などの薬剤を加圧注入しているものもみられます。また素材だけでなく、デッキの耐久性を左右するのが塗装です。どのような塗装、メンテナンス方法かをを事前に確認しておくことが大切です。
■人工木材
廃プラスティックを加工した樹脂ベースで、その中に廃材から出た細かい木の粉を混ぜて天然の木材の風合いを再現しています。
天然木に比べると、肌触り、風合いなどは劣りますが、天然木における「劣化」という弱点を大きく補い、基本的にメンテナンスフリーの為、長い目で見ると経済的です。
ただ、気温による影響は大きく、夏場はかなり表面温度が高くなり、逆に冬場はかなり冷えてしまうというデメリットがあります。