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自分で木部を塗装する方法

自分で木部を塗装する方法

木部を塗装するには

板壁などの広い面の木部はふつうのローラーバケかコテバケを使います。
塗り直しの場合は、剥がれかかった古い塗料をきれいに取るなどの下地調整を。
最後に木の目にそって、仕上げ塗りをするのかポイントです。

☑【塗料】水性建物用
☑【ハケ】筋かいバケ(30・50・70mm)やローラーバケなど
☑【用具】マスキングテープ、脚立、新聞紙、、洗浄用具(デッキブラシ・タワシ・バケツなど)、補修用具(金づち・くぎしめ・サンドペーパー100~180番・ウッドパテ・変成シリコン系充てん剤など)

木部を塗装する際の塗料の選び方

水性塗料と油性塗料

「水性建物用」あるいは、「油性建物用」があります。
つやのないしっとりとした仕上がりにしたいときは、水性つや消し塗料を使うといいでしょう。
また、木目を生かし透明に仕上げたいときは、ニスやクリアータイプの塗料をおススメします。
屋外の木部の場合は、油性の「屋外用ニス」を使用します。
そのときは下塗りに、防虫・防腐・防カビ効果のあるウッドステインを塗っておくと、長期間美しい木目を保つことができます。

木目を活かすか塗りつぶすか?使用する塗料によって変わります

木部用塗料は大きく分けると木目を生かす浸透性塗料と木目を無くす被膜型塗料の分けられます。
それぞれ、メリット・デメリットがありますが洋風建築か和風建築かで施工方法を分類することも出来ます。
使用する場所によっては天然樹脂や天然油脂を使用した自然塗料や化学合成塗料の選択が必要です。

浸透型塗料(木材内部に浸透して保護)の特徴

☑ メリット
撥水性や防かび性を備えている
木部表面に塗膜を形成しないので触った時に木の質感が残る
木目を活かす仕上げ
塗膜を作らないので膨れや剥がれがない
☑ デメリット
被膜タイプと比べると耐水性や耐久性に劣る
短期間でのメンテナンスが必要になる

被膜型塗料(木部表面に塗膜を作る)の特徴

☑ メリット
耐水性や耐久性に優れている
艶の調整が可能
メンテナンスサイクルが長い
☑ デメリット
木の質感が失われる
割れや膨れをおこす

下地を整える

釘のサビをチェックする

くぎの頭の塗料が落ち、サビが出ていたら、サンドペーパーなどで落としましょう。
サビをそのままにしておくと、新しい塗膜にサビが再び浮き出てくる恐れあるからです。

釘頭を打ちつける

釘頭が出ていたら金づちとくぎしめで打ちつけて平らにします。

ゆるんでいたら新しい釘を打つ

古くて釘が効きにくくなっていたら、近くの面に新しいく釘を打ちましょう。

釘穴や傷はウッドパテで補修する

古い釘穴や小さな傷はウッドパテ等を使って穴埋めしましょう。乾いたらサンドペーパーをかけて平らにします。

隙間は充てん剤を使う

板と板の隙間などは変成シリコン系などの充てん剤で補修します。
よく乾かしてからサンドペーパーで平らにしましょう。

マスキングをする

塗料がついて困るところはマスキングテープで養生しましょう。
窓枠などの境目にマスキングテープをはり下には新間紙を敷いておきます。

塗装する

1回塗りなら薄めずに使う

下地があまり傷んでいなければ、1回塗り。
そのときは薄めずに塗料をそのまま使う。下地が傷んでいたら、重ね塗りがおすすめです。

筋かいバケで部分塗り

屋根との境目や窓の周囲など、塗りずらい所を筋かいバケで部分塗りします。

広い面はローラーバケかコテバケで。

左上部から「W」字に塗り、いくつかのブロックに分けてムラなく縦横に塗っていくとキレイに仕上がっていきます。

板目にそって仕上げ塗り

縦の板目なら縦方向に、横の板目なら横方向にハケを動かし仕上げ塗りをします。
あまり厚く塗らないのがポイントです。
木目を生かしたいときはニス等のクリアー系塗料を使用しましょう。

テイストを生かしたいときは、ニス等を使用した塗装がおすすめです

玄関ドアや内壁など木目の素朴なテイストを生かしたいときは、ニス等を使用した塗装がおすすめです。
ニスには、屋外用・床用・木工用着色タイプ・下塗りに効き目があるステインなどの種類があり、
水性・油性・ラッカー系に分かれていますが場所や用途に合わせた塗料の選択が重要です。
屋外の塗装では油性の屋外用ニス、下塗りにウッドステインを使うといいでしょう。
ウッドステインは、防虫・防腐・防カビ効果があり、上塗り塗料を長持ちさせます。
塗り方はふつうの塗料と同じで、下地調整・マスキングをしてから塗装となりますが、刷毛は「ニスやステイン用」のものを使います。
あなた自身で材料を購入し塗装をした場合、塗装会社に頼むよりはコストを格段に抑える事ができます。簡単な場所なら自分で行うチャレンジをしてみるのもいいですね。

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